ダウンロードしたNetflixで通勤を乗り切る！(風と共に去りぬ）

風と共に去りぬ

（オススメ度：★★★★★）

久しぶりにネトフリのレビューです。

言わずと知れた名作、風と共に去りぬ。南北戦争の時代を描いた長編名作です。

実は私の母がこの小説の大ファンで、クラーク・ゲイブルにそりゃあ夢中になったとか。母が好きなのは子供の頃から知っていましたが、見たのはずいぶん最近になってからですね。

「映画の風と共に去りぬを途中まで見てるんだけど、あれって原作ファンには評判悪いの？」

「まさか！ヴィヴィアン・リーはスカーレット・オハラを完全に再現してて最高の映画だよ！」

なんていう母娘のやりとりをしたのが２年程前でしょうか。君は好きでもない男と結婚するのが趣味なのかい、という作中のセリフに完全同意でスカーレットに幻滅気味の私でしたが、母の言う通り最後まで見れば強く美しいスカーレットという女性の魅力に気づくことができました。

人間、どんなに強がっていても他人の評価を全く気にせず生きるのは難しいものです。自分に自信があってもコミュニティでどう思われているかは気になります。

スカーレットのように、一見自分本位でも己の思う「必要なもの」に忠実に生きることの強さと、希少さに気づくと少し人生が楽になるかもしれません。

そしてもう一つのテーマは恋愛の儚さでしょうか。スカーレットが生涯支えとしてきたアシュレーへの想い。それは習慣のようなものだったのか。

人生をやりくりしていくにあたってもっと大切にすべきだった信頼関係、家族関係など、不倫している人には考えてもらいたい「人間の愛の形」というものが出てくる小説だと思います。

少し長いかもしれませんが、戦争を生き抜く姿、正しかったかわからない愛を信じる姿、故郷を思う生活、他人の評価を気にしない生き様などすべて、つらい現実を生きるあなたに是非見てほしい不朽の名作映画です。