スペアリ・ハンニバル感想

ネタバレ注意！！

本当に筋トレ要素は必要だったのだろうか……？(笑)

ライオンという二つ名とキャラデザからは、オラオラ系に見えますがそれは役割上頑張っているだけで実際は根暗な人。真面目だけど自己評価が低い。アリスと同族です。

スペードの国での催しは百獣の王であるライオンが取り仕切っています。そのうえハートの城から弾かれたエースの面倒までみている苦労人。

エースルートで言われていたことですが、ユリウスと似ている部分があります。口では色々言っても人を見放すことはないしとても優しい人です。

ユリウスほどエースの扱いに慣れていないし、ビバルディほどエースを邪険にもしないのでいつもアワアワさせられて可哀想……。

かなり親しくなっているアリスとハンニバルに「君たち気が合うと思ったんだよね〜」と絡んでくるエース、何考えてるのかわからなくて真夏の恐怖体験だった。ハンニバルをユリウスと重ねているなら絶対ろくでもない感情に突き動かされているはずだ。

ハンニバルで印象的だったのは、抗争対応など危険な仕事に出ても「必ず帰ってくる」とアリスに約束したところです。男らしい！

「そもそも俺死なねーし」的な不遜なヤツか、深い事情を抱えているor平和主義者なため争いに出ていかないヤツの2択な世界。

争いに身を置かないといけないと言いつつこんなカッコイイ約束をしてくれるの、他だとブラッドくらいですかね？でもハンニバルの常識人ぶりが、「もしかしたら何かあるかも」と思わせてヒヤヒヤするんです。狂ったメルヘン調の皆さんは確かに死にそうもないじゃん(笑)

ハンニバルのBESTEND、スペードの国まで来てしまったアリスには限りなく最高に近い結末なのではないでしょうか。

この人といれば、自然と他のことは考えられなくなる、帰れないけど良かったんだと思える。さすがのホワイトさんもウロチョロできない満たされっぷりでした。