金木犀の匂いが好き

海外ドラマとゲームの話を中心に、日々の出来事を書いていきます。

ダウンロードしたNetflixで通勤を乗り切る!(ダウントン・アビー)

ダウントン・アビー

(オススメ度:★★★★☆)


✱現在はNetflixでは配信してないようです


すみません、またもや時代物です。古き良きイギリス貴族のお話で、地上波でも放送していたらしいのと、最近映画化も話題になっていたのでご存知の方も多いかと思います。


三姉妹のため跡取りがいないグランサム伯爵家。

跡取りになる予定だった親戚の男性が亡くなってしまい、貴族ではない遠縁の弁護士マシューが伯爵家の跡取りになります。

 

マシューが三姉妹の誰かと結婚してくれればいいな、という思惑もあり、「週末って何?」な貴族社会についていけないマシューの困惑もあり、というところから物語は始まります。

 

話の筋もシーズン3くらいまではかなり良いのですが、このドラマはとにかく衣装、セット、調度品、世界観の作りこみが尋常ではなくすばらしかったですね。

画面に映っている人物が、皆1900年代前半に実在した人物に思えてなりませんでした。

 

貴族や王族の話が大好きな私ですが、このドラマに限っては使用人たちに注目してしまいました。

イギリスは歴史的にノブレス・オブリージュがあり、貴族は使用人を雇って雇用を生み、芸術に投資して育て、戦争では先頭に立って戦うというイメージです。

それでも末端の末端である雑務専門の使用人などは、朝の仕事をしているところを奥様に見られてもいけない、など厳しい生活だなと思います。


ただ物語が進むにつれて主人筋と使用人の境界線も曖昧になっていきますが、第一次世界大戦もあるので仕方ないでしょう。

 

シーズン後半はメインの俳優陣の降板が相次ぎ、「また死ぬんかい!」な展開に辟易としたのが残念なところです。


あとはもう少し同僚いじめのシーンをうまく見せて欲しかったですね。「また策略にはめられるんかい!」な展開も多かったです。
命懸けで寵を争う後宮でもないのに、使用人階級だとこんなにも低俗ないじめ多いの?と感じる場面がありました。

 

とはいえ圧巻の世界観と、緊迫する戦争時の描写です。
シーズン6まで続く大人気ドラマだったのですから、ヨーロッパの歴史物が好きな方なら見てみる価値はあるでしょう。