金木犀の匂いが好き

海外ドラマとゲームの話を中心に、日々の出来事を書いていきます。

スペアリ・エース感想(ユリウス抜き)

大変だった。感情がジェットコースターだった。ドキドキしたしつらくなったし恋した。

えーと、ユリウスのことも書くととっ散らかって収拾がつかなくなると思うので、そこは別記事にすることにして感想書きます。ネタバレ超注意。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

違う感想の人もいるだろうけど、すごく良くできたシナリオだったと感じました。過去作との繋がりがスムーズ。

 

クローバーでのエースもつらそうだったけど、つらいのを素直に認めたくなくてよく分からないことになっていたイメージです。

今回は本人も「成長した」と言っている通り、寂しいのは認めるしアリスにも言う。カジノで暴れた時以外は本当にいつもつらそうで寂しそうで、胸が痛くなるくらいでした。

 

簡単に言えばクローバーではユリウスと離れてつらかったわけです。

ハートのユリウスは、最初にエースが出会った恩人の物書きのユリウスではないけど、今ではハートのユリウスを代えがきかない存在として大事に思っていたんだよね。ダイヤのユリウスに会おうとしない理由をそう話していました。

でもクローバーの国には、同じようにユリウスと離れてつらがっているアリスがいて、共依存のように二人でもがきながら支え合っていました。

 

今回は、ユリウスの不在を同じように寂しがってくれるはずのアリスが記憶喪失です。「寒い時一人で凍えるより一緒に火にあたってくれる誰かがいたほうがマシ」というようなことをエースが言っていました。まさに、スペードの国ではアリス以上に孤独を感じているエース……え、しんどいしんどい。

 

既プレイの、ボリスもグレイも快く引き受けてくれた「記憶探し」、自分で強く願って記憶を取り戻してほしいから手伝わない、と断ってきたエースにもジーンとしました。

時計塔の部屋でユリウスと三人で過ごしたあの時間、調べたり教えてもらったりして思い出すものじゃないだろ、心・本能で思い出せるくらい大事なものじゃないのかよ?というエースからのメッセージですよね。

 

ENDで、「エースは幸せ者」「なんの約束もないけど今はそばにいる」というアリスの発言も、泣きそうになりました。

スペードの国ではアリスが記憶喪失のため、クローバーの国ほど湿度が高くないというか、アリスだけでもカラッとしつつエースを支えられたのではないかと思います。

クローバーの国ではマジで似たもの同士でグッチョリしていたし……ダイヤの国でエースとユリウスの過去を知って覚えているアリスだったとしたら、エースもあれだけ素直に弱っているところを見せられなかったんじゃないかな。

 

BESTとGOOD続けてやったのでごっちゃになっていてすみません。

エースは過去作だとイベント中盤からエロエロエロ!でしたが今回はENDで匂わせるだけだったのでそこもやりやすかったですね。

でも、「俺は最中にいっぱい好きって言ったのにアリスは言ってくれなかった」と拗ねるエース……なんか、もう、感情が渋滞して( ̄・ω・ ̄)こんな顔になった。

あ、エースってそういう時意外と好きとか言うタイプなんだ……しかも好きって言い返して欲しいタイプなんだ……みたいな。

たしかハトアリの非滞在でも「この前酷くしなかったのに痛い痛い君が騒ぐからさ〜」的なことを言ってて、【意図的に酷くしなかったエース】を想像してグッときたオタクです。

 

 

時折、物書きのユリウスのことを言ってるのかな、という含みのある話をしていましたが、もちろんアリスにはわかりませんね。ダイヤの国を経由してきた古参向けありがとう、ありがとう。

 

シナリオの七瀬みおさん、エースと相性がいいのかな。それともただ気合い入っていたのかな。

新装版ハートの非滞在ルートも、すごーく好きだったんですけど五月さんとはテイストが違ってこの方なのかな?って思っていました。

 

エースルート、集大成として胸を張れる出来ではないでしょうか。

じっくり読んでて時間かかったし(子供が寝たあとやってたけど足りなくて昼寝中までやってた)、終わった後の満腹感もすごい。

オトメイトさん、QuinRoseリボーンの皆さん、ありがとうございました。

 

 

<過去のエースルート感想>

新装版ハトアリ滞在

新装版ハトアリ非滞在

新装版クロアリ

ミラアリ