金木犀の匂いが好き

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ミラアリ・ボリス攻略感想

ユリウス&エースの次に張り切って攻略してたのに感想書いた気になってたシリーズ。

 

ミラアリ・ボリス攻略感想


ハートの国では遊園地に居候してゴーランドと、クローバーの国では森に住処を用意しピアスと暮らしていた(?)ボリスですが、今回はナイトメア・グレイと共に駅のメンバーになっています。


ボリスのそういう誰とでもやっていけるところ好きよ。

クリスタは格別猫ラブって感じじゃないからダイヤの城はわからないけど、監獄とサーカス以外どこでも居候できそうですよね。

時計塔も厳しいか?いやいざ居候するとなればそれなりに役にも立つし、お互い干渉せず暮らしていけそう。

 


クローバーの国までは滞在地も違い、ちょっと仲の良い友人くらいの関係だったアリスとボリス。

自分のことを知らない軸のボリスですが、愛想良く余所者に興味を示し親切にしてくれます。


でも友達だった頃のボリスと違い、お気に入りの玩具を他の猫に取られたくない感覚なだけというのが丸わかり。

ナイトメアとの取引の材料にも使われてしまい、時折落胆しつつもアリスはボリスと関係を築き直していきます。

 

関係が変わり始めるのはアリスが汽車に惹かれて乗りそうになってから。

ボリスはこの駅を捨ててどこか他のところ、例えば前にいたクローバーの国などに行ってしまったかもしれないアリスに怒り、心配し、焦ります。

 

ボリスの何がいいかって、友達付き合いだとあっさりしてて気のいい兄ちゃんなのに、彼氏になると結構面倒くさい束縛とか過保護な一面が出てくるところです(笑)
アリスが心配で見えるところに置いておきたいから自分が作業してる横に座らせてたり、休憩の度に誘いに来たりします。

藤丸先生はボリスのこういうところ描くのがすごくうまかったんだなってミラアリやってみて思いました。

ジョーカーまでのボリスではそこまでの深さは読み取れなかったけど「クローバーの国のアリス〜チェシャ猫とワルツ〜」はまさにボリスのそんな彼氏的一面がガッツリ出ています。必死になっちゃってかっこ悪さもあるボリスなんだけどそれが自然で、ミラアリの軸のボリスともうまく調和しています。

全7巻なので読んだことない人は読んでみてね!(笑)


他のキャラで言うと、ペーターはデフォルトがストーカーで恋人になると信頼関係ができて変わってくるので意外とこんな感じじゃないですよね。

ブラッドもアリスの感情には敏感だけど部下に見張らせといてたまに自分で話をするタイプという感じ。

ユリウスは観察力あるけど必要以上に干渉するのを良しとしない性格なので、居合わせた時に忠告する程度かな。

ナイトメアは自分は夢を握っているという余裕からなのか、夢以外では露骨な束縛はしませんね。

グレイは大人なので内心焦っていてもアリスに気取られないくらいの振る舞いはできます。

 

この世界の、他人の感情を読み取れる繊細さがあるキャラの中でも、こんな高校生大学生の彼氏みたいな一生懸命さを見せてくれるのはボリスだけだったりします……。


勝手にホームには行かないと約束するアリス。コーカス・ゲームのあと倒れた時も、イラついて引っ掻きそうというボリスに構わないと伝えますが、傷をつけるのは嫌だとボリスはキスをします。

信じられないけどこの時点でまだ付き合ってないんだよ。でも「友達なのに……」って思いながらもボリスの束縛がこそばゆかったり、戸惑ってもキスを受け入れたり、こんな期間が甘ーいわけです。


ENDは真っ当な幸せから歪んだ愛からハチャメチャ同居人まで様々。

クローバーまで友達だったのにダイヤで急に恋人に?と思うキャラもいましたが、いつ汽車に乗っていなくなってしまうかわからない知り合いたての女の子、に振り回されて躍起になるボリス最高でした。

ユリウスが理想の旦那ならボリスは理想の彼氏!