新装版ハトアリ・ナイトメア諸々END攻略感想

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新装版ハトアリ・ナイトメア諸々END攻略感想

帰っても、つらいだけだよ。君は時計屋の傍に残ったほうがいい。

ユリウス・ナイトメアENDでのこの台詞が好きです。

ナイトメアとユリウスとアリス、そしてペーターの関係を簡潔に表していて、ナイトメアの性格もよくわかる一言ですよね。

ナイトメアはペーターのお願いを興味半分優しさ半分で聞き、アリスをこの世界に連れてくる手助けをしました。

でもどのルートでもアリスに対して友情を示し、最後にはアリスのことが好きだから残ってほしいと言ってくれるようになります。

保護者というわけではないけれど、常にアリスの理解者として話を聞いてくれるナイトメア。

その関係も最高だし、でも理解者ポジションに甘んじていられなくなった恋愛ルートもたまらんわけです。

非滞在ENDでは夢の世界を色々とアレンジしてアリスを楽しませようと努力します。

これぞWWW、ポジティブな雰囲気での最高の逃避でしょうか。

こんなの不健康だし病院に連れて行かないと、と思う気持ちが強すぎて姉さんのこと忘れられそうじゃない？

アリスって一般的な幸せに対して罪悪感を感じるようなので、姉さんに申し訳ないと思いがちなのはユリウスやボリスみたいなまともな人間（？）とのルートのイメージです。

ゴーランドくらい安定しているとその気持ちすら越えてるのかな？

ぶっとびすぎてて私大丈夫？ってなると姉さんのこと忘れちゃうようなので、帽子屋メンバーや城メンバーだとそういった悩みは薄れていそうです。

ナイトメアルートも姉さん的な意味では良い落ち着きどころかも……。

ダークで背徳的な雰囲気での最高の逃避はナイトメアBADEND。

確かにBADのくくりなのはわかるけど、そうやってずっとナイトメアに眠らせていてほしい。

うやむやにして、誰とも恋人にならず、ダイヤの国まで回されるのはこのアリスかもしれませんね。

ナイトメアは好きなキャラでしたが、ルートで言うと初見のPS2やPC版ではそこまで好き好き！という感じではありませんでした。

病弱推しとグレイママ推しがあまり響かなかったのかもしれません。

病弱設定が初めて活きたのはダイアリですし、そこから新装版ハトアリに戻ってきたので綿密な設定が萌えを後押ししてくれた感じ。

なんでもいいからアリスに幸せになってほしいし、元の世界をとにかく忘れてほしい！というペーターのポジションと似ているようで違うナイトメア。

アリスの選択を尊重しているけれど、恋愛感情が一定の基準を超えると夢魔としての力でアリスを閉じ込めにかかる印象です。え、好き。